酒と昆布とわたしたち

日々つくるものとすきなものと黒猫

猫は道に迷わない

℃-ute矢島舞美ちゃんの熱愛報道に大変幸せな気分でスタートした2021年12月12日。

もう10年ほど前になるが、全身を真っ赤にしたりにしたりするくらいにはハロヲタを満喫していた私。

その中でもやはり一番幸せになってほしいハロメンナンバーワンというかもう本当に本当に大好きな、人間として尊敬する大好きな(語彙力死)舞美ちゃんの熱愛と、優しそうな舞美ちゃんグッズを着たお相手に、感無量というか、幸せになってね…!!と泣きながら何度も呟いていた。

 

猫を膝に乗せて。
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朝起きた瞬間からもう私(の膝)を待ちかねていた様子のみさき昆布。

ソファに座るなり飛び乗ってきて、尻を叩けだの、撫でろだののご要望を伝えてくる。


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うちに来て10日で私のことを愛する人とまで呼び始めた。

1度膝に乗せただけでちょろすぎるぞ、みさき昆布よ。

結婚詐欺とかすぐひっかかりそうで将来が不安だ。

朝からゴロゴロスリスリふみふみぺろぺろのオノマトペ全部入り!みたいな甘え方をしてくる。

 

あなたもしかして、ずっとこうしたかったのかしら。

昨日無理くりにだけど膝に乗せられて、リミッターが外れてしまったのかしら。

 

私がソファを離れると、1人で座って待っている。
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決してはよ座れと鳴いたりはしない。

謙虚で遠慮がちな甘えんぼ太郎に一晩で変身してしまっていたのだ。

 

このことをさっそく保護主さんにご連絡。

すると、「手続きは来月にするとして、正式譲渡にしますか?」とご返信をいただいた。

 

パートナー氏に連絡するべきか、いや、返ってくる答えは決まっている。

そうだ、私が舞美ちゃんの幸せを願うように、みさき昆布も幸せを願われているのだ。

私たちがみさき昆布の味方さん(舞美ちゃんのお相手の方)になるのだ。

 

「正式譲渡でお願いします。」

 

この日朝から私が呟いていた幸せになってねという言葉を、みさき昆布はどれだけ言われてきたことだろうか。

そしてここに来て、私が(舞美ちゃんに)呟いてるのを聞いて、「よし、いっちょやったろうかな」という気分になっての甘えん坊昆布だったのだろうか。

 

私は私以外の生き物の気持ちはわからないし、たまに私の気持ちもよくわからないぽんこつ太郎なので、実家で飼っていた犬たちが死んだ時も、この子は幸せだっただろうかと考えるより、私はこの子がいて幸せだったなあと思うことにしてきた。

 

幸運にもみさき昆布を看取る日が来たら、またそう思えるような毎日にしていきたいと思う。

そのために、人間チームとみさき昆布と、お互いに!幸せに!貪欲に!やっていこうな!


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今日からみさき昆布改め、君の名前は昆布。

うちにずっといる猫だ。


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