酒と昆布とわたしたち

日々つくるものとすきなものと黒猫

小さな温もりに

昆布氏が我が家に来てから1年が経った。

昆布氏は今や立派などデカい甘えん坊に成り果ててしまい、我々人間チームは若干引き気味だが、そのかわいさにやられ毎日「なぜそんなにかわいいの?」と5億回聞いている始末である。

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ひぃっ、可愛い猫ちゃん!😱と私が怯える声を出すのが楽しそうな昆布。

 

5.7kgでうちにきたのに6.48kgになってしまい、可哀想だ可哀想だといいながらダイエットフードへの切り替えを余儀なくされた。

 

飯はオールウェルに落ち着いた。

 

前のネグレクトされていた家でダイエットフードを食わされていたというので、うちでは絶対にダイエットフードなぞ与えないのだ!!と息巻いていたというのにこの体たらくの人間チーム😌豆腐の角に頭をぶつけたい。

 

こんな調子で、人間はあんぽんたんのバカチンなもんで、昆布氏は1年間大変頑張ったと思う。

知らない家、猫が自分だけの環境、知らない人間、毎日変わる家具の配置、しょっちゅう変わるキャットフード…などなど。

昆布のためになにをするのがいいのかとにかく毎日試行錯誤だったのだが、昆布は毎日それをしっかり試して好きか嫌いかを教えてくれた。

 

うちは来客の多い家なので、内弁慶もとい内甘えん坊の昆布はストレスがたまるかしらんと思ったのも束の間、今ではでかい男の人以外には自ら寄っていくスタイルで客人にも撫でを強制したりしなかったりとか。

 

お互いに初めてのことがモリモリᕙ(  ˙-˙  )ᕗの1年だったが、要望を伝えられない昆布にはストレスフルだっただろう。

しかし毎日の甘えん坊爆発タイムによってそれを解消し、ずっといい子にしていてくれた昆布にあんぽんたん人間チームは頭があがらない。

 

そんな昆布に、いわゆるうちの子記念日のプレゼントと称して、こたつを買ったのだ。

 


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こたつの上でくるまれたり、中で大の字で寝ていたりと大変お気に召した様子で人間チームは幸せである。

 

部屋が狭くなるという理由でローテーブルの類は頑なに置いていなかったのに。

そして家は狭くなった。ぐぬぬ

が、こたつで幸せそうな昆布を見ているとこの家にはこたつだけあればよい!という気分になってくる。

あと人生初のこたつなので、こたつに対する免疫がなく、入って5分で気絶してしまう。

ものすごい殺傷能力だ。


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猫もいると3分でゴートゥーヘブン。


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こたつはなくとも、この小さなぬくもりには数え切れないくらい救われた1年だった。

この先もよろしく頼むぜ昆布。愛してるぜ。